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【賢明なる個人投資家への道】の感想と要点・かぶ1000を解説

【賢明なる個人投資家への道】の感想と要点・かぶ1000を解説

投資の世界は複雑で、迷いや疑問がつきものです。しかし、この記事を読むことで、あなたの悩みや疑問に寄り添い、投資において1つの方法論を得ることができるでしょう。

かぶ1000さんの長年にわたる投資の経験と知識を基に、成功に導くためのエッセンスを紹介します。かぶ1000さんの過去の失敗や試行錯誤から学び、勇気を持って行動すれば、あなたも同じような結果を得ることができるかもしれません。

この記事は、あなたの投資への情熱と成長を応援し、成功への道筋を示します。悩みや迷いに立ち向かい、確信と自信を持って投資を進めるために、ぜひこの記事を読んでみてください。未来の賢明なる個人投資家として、一歩踏み出す勇気を持ってください。

かぶ1000って誰?専業投資家?

著者のかぶ1000さんを知らない人のために、経歴を軽く紹介します。知っている方は飛ばして下さい。経歴を見ると面白いです。

  • 中学2年生で株式投資
  • 就職することなく専業投資家になる
  • 元手40万円から資産4億円に

詳しくは下記の写真をご覧ください。

かぶ1000のヒストリー

かぶ1000のヒストリー

【賢明なる個人投資家への道】の感想

一言で表現すると、非常に読みやすいです。約260ページあるのですが、強調されている太字と各章ごとのタイトルを読めば、【賢明なる個人投資家への道】の重要な部分は理解できます
本の内容としては、前半(基礎編)、真ん中(応用編)、後半(番外編)と進むごとに初級者から中・上級者へと内容が高度になっていきます。下記のポイントに前半、真ん中、後半を私なりに読者層を書いておきます。

ポイント

  • 前半(基礎編:16-86P) =株式投資をやったことがない、投資に苦手意識がある、そもそも初級者(初心者)が対象
  • 真ん中(応用編:88-195P) =投資家としの考えや投資計画が曖昧になっている人は読むべき
  • 後半(番外編:146-257P) =長期間において投資で勝ち続けたい人は読むべき

もし、ご自身が中級者以上と自信がある場合は真ん中(応用編)から読んでもいいと思います。かぶ1000さんのエッセンスを知りたい場合は、前半(基礎編)の強調されている太字と各章ごとのタイトルだけでも読んでみてください。

【賢明なる個人投資家への道】の要点

本書は前半(基礎編)、真ん中(応用編)、後半(番外編)と分かれているので、それぞれにおいて要点を書きます。

前半(基礎編:16-86P)の要点

  • お金の価値の説明から始まり
  • インフレの本質
  • インフレの中での株式の優位性
  • 株式投資をすることの大切さ

初級者(初心者)の人に根拠と例をまじえがら説明されたおり、投資を一切経験したことがない方には分かりやすい内容になっています。家族に投資を理解してもらえない方には、前半(基礎編)部分を読んでもらえたら説得・納得してもらえるかもしれません。

真ん中(応用編:88-195P)の要点

  • 投資家として成長
  • リスクを減らす分散投資法
  • 信用取引の危険性
  • 資金管理
  • 投資家としての姿勢
  • 資産1億円に向けたロードマップ

真ん中(応用編)では、さらに前半と後半に分けることができます。前半は投資家として成長の全体的な話で、後半は資産1億円に向けたロードマップを資産を5つのステージに分けて具体的な方法を述べながら解説されています。

多くの方が後半部分の資産ごとのロードマップは参考になるはずです。私自身、漠然と考えていた投資計画がはっきりした感じで、投資家としの地図を手に入れたような気分です。

後半(番外編:146-257P)の要点

  • 本質的な価値の見極め
  • 行動の2番手、3番手の優位性
  • 無形資産の変遷
  • 投資家としての鍛え方

後半(番外編)においては、より長期にわたって投資家として成長するには、もしくは生き残るには必要なものは何かを示してくれます。何度も定期的に読み直して、考え方のエッセンスを取り入れるのもアリです。実践的な部分では、真ん中(応用編)の優先順位が高くなるとは思いますが、後半(番外編)も忘れてはならないものがあるので読んで欲しいと思います。

個人的に良かった・オススメな点

私が【賢明なる個人投資家への道】を読んで良かった・オススメな点を書くので、参考にしてください。

「株式は現金より信用度が高い」(P43)

一般的な考えだと、現金の信用度が高いと思う人の方が多いはずです。もっと細かい視点を加えると、何かが起こった時にすぐに使えることを考えた場合、私は現金保有は強いと思っていました。
ですが、読んでから現金を大規模でつぶれにくく、緩やかでも成長している会社の株式にしておく方がインフレが起こっている以上、信用度・安全度どちらを取ってもいいと考え直しました。

「暴落を乗り越えて力強く成長」(P56)

株式投資はプラスサムゲームという表があり、米国株では15年、日本株では20年投資を続けていれば、元本割れがなくなるデータ。
日本株の方が米国株よりも劣っていると思っていたので、私自身の投資対象としての発見がありました。

「実は日本株こそ最強」(P63)

3つの株価指標の運用実績の表で、ニューヨーク・ダウと日経平均株価の利回りが、7.5%と7.4%でほぼ同等というデータ
上記と同じ理由にはなりますが、日本株の方が米国株よりも劣っていると思っていたので、私自身の投資対象としての発見。

「投資先が倒産する確率は6%」(P94)

バブル崩壊後から30年間で、上場企業の倒産した確率が6%と知って驚きました。もっと多いんじゃないの?って。でも事実です。
統計上、7銘柄に投資をした場合、全銘柄が倒産する確率は限りなくゼロに近いそうです。
思い込みではなく、データに照らし合わせての情報なので、投資をする不安な気持ちが少し軽くなりました。

「PER・PBR・FCFくらいは押さえておく」(P136)

PER・PBRは分かっていたのですが、FCF(フリーキャッシュフロー)はしっかり押さえていなかったので、会計の知識が不足していると思いましたし、株式投資においての重要度を認識しました。具体的には、FCF(フリーキャッシュフロー)が多ければ、倒産リスクが下がり、株主還元の可能性が高まるということです。

「資産1億円に向けたロードマップ」(P146-193)

それぞれの投資資金によると思いますが、ロードマップは全体を通してとても参考になるので、該当する箇所、該当していくであろう箇所は読んで欲しいです。抽象的ですが、一言でロードマップの良さを表現するならば、「少しずつでいいから投資で増やそう」が、かぶ1000さんのメッセージかなと思いました。

行動の2番手、3番手こそチャンスあり(P212)

私が投資をする時に、株価の底をできるだけ取ろうと考えがちなのですが、もっと仕込むのが遅くなってもいいという心理的な部分で後押ししてもらえた気がします。実際にも2番手、3番手の方が勝率もいい気がします。

「投資家としての五感を鍛える」(P229-255)

投資家とし成長するには、どうすればいいのかが書かれています。ネット社会になっていますが、地道に足を使って動いて情報収集されたり、その過程において得られる経験を元に投資実績を伸ばされている印象を受けました。投資で生きる人の真髄・投資で勝つための軸を学べます。

まとめ

かぶ1000さんの経歴から、【賢明なる個人投資家への道】の本の内容までをまとめてきましたが、株式投資をしたい人にとっては、とても参考になる本だと思いました。しかも、初級者から中・上級者まで幅広くためになります。

株式投資で稼ぐことは簡単ではありません。時に負け、時に勝ち、メンタルもボロボロにやられることもあるかもしれません。それでも、株式投資は大きなお金を得られ、一番多くの人に開かれた手段だと思います。

株式投資に挑戦される方は、ぜひ【賢明なる個人投資家への道】を読んでかぶ1000さんのエッセンスを学んで欲しいと思います。

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